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DMM英会話の限界をつぶやくDMM講師の論文

インターネットでたまたま見つけたDMM英会話の講師をされていた方の論文を見つけたのでこのブログで紹介したいと思います。

 

わかりやすい論文形式で書かれており、洞察もなかなか納得でき、面白いものもあったので、紹介したいと思います。なお私は現在英語の勉強中なので、正確な文章は以下のリンク先で参照していただければと思います。ここではいくつかの抜粋だけにとどめたます。

https://l1berated.wordpress.com/2015/10/17/organisation-teaching-materials-and-teachers-at-dmm-eikaiwa/

 

 

 

この論文ではDMM英会話とセルビアの正式な教育機関で学んだ場合の教育レベルの差があり、セルビアの教育機関(formal educational institution such as school)の方がより有益(beneficial)であると議論しています。専門の教育機関とオンライン英会話比べたら差がでるのはあたりまえやろ笑とも思うのですが、内容的にDMMの独自の講師側の視点があり、面白かったので、紹介したいと思います。

また同時に日本の英語教育のCLT(Communicative Language Teaching)を重視する代わりにAL法(オーディオリンガル法(型を重視した反復的暗記による学習))をプッシュする姿勢は日本教育を1960年代に戻してしまうものだというなかなか納得できる主張があり、考えさせられる部分もあります。

 

 

 

まずこの論文の著者が述べている(文句を言っている?笑)ことで面白かったのは授業中に飲み物を飲んだり食べたりする生徒がいてありえない!みたいなことですね。

みなさん、授業中の飲食は禁物です!笑

でもフィリピン人の先生とかよく飲んでたけどなぁ。でも飲み物はともかく食べてたら話せないと思うのですが、いろんな生徒がいますね。

中にはバスローブで授業を受けている方もいるらしく、趣味で学習している日本人と必要に迫られて学習しているセルビアとは全然緊張感が違うということらしいです。

 私はパジャマで授業受けてたことはあったので反省です。(汗)

 

家で授業を受けているという性質上、家庭の騒音(家や他の家族)で緊張感がなくなってしまうというのも問題だと述べています。

 

個人的にこれはフィリピンの先生側に私は感じることが多かったかなと思います。どちらかというとセルビアの先生の方が真面目なんでしょうか。

 

またセクハラに対する制裁も生徒より教師側に厳しく、その要因は顧客は常に正しい(customer in Japan is always right)と企業の利益のためであるというものです。

営利目的であることから、教師側に負担が多く、それでやめてしまうのではと疑問を投げかけています。

そんなにセクハラって多いのかなと驚きですが。

(後でDMMの先生の会社に対するレビューを見たところ、実際にそのような生徒はいるそうです。残念ですね。)

 

またこの論文の多くは教材に対する批判です。個人的にDMMはオンライン英会話の中ではそれなりにたくさん選べるものがあっていいと思うのですが、この筆者はなかなか辛口です。

 

 

いくつか例を挙げると

translation material(瞬間英作文のことかな?)は文法などを教えるべきなのに、復唱して単に暗記をしているだけで、15-20の文章を英作しているという印象を生徒は得る一方で現実には文の構造を暗記しているだけである。生徒側は面白くないし、英文を作った人があまり英語ができないためか、教材に文法的な誤りが多くあるのは問題であると述べています。

 

Listening and prounociation materialは10の新しい単語を含む超える長い文章を子供や初心者にやらすのは、やりすぎで、暗記しているだけで、理解がともなっていない。また早口言葉などを先生が読んだ後に生徒が繰り返す種類のものは双方にとって退屈なもの、しかも文法的におかしく意味のない英文である。e.g(truly rural frugal rule's muralなど)

 

Speaking materialはとてもよく作られているものの、25分という制約上適切に運営されていいない。ある教材の最後のパートは生徒のスキルを適切に伸ばせないため、単に生徒と教師の世間話になりがちである。

 

Free conversationのクラスでは、いくらかの生徒は初心者であり、5-10の文章を作れず、辞書なしでは話せない。このような生徒と議論できるトピックを見つけるのは困難であり、彼らは講師側の最もシンプルな指示さえ理解できないので、ただ微笑んで「Yes」ということしかできない。また彼らのレベルにあった教材を提案すると、彼らは残念なことに気分を害してしまう。

 

と生徒側にとっても耳が痛い話が並んでいます笑

 

 

また講師側も、必ずしも専門のトレーニングを受けたわけではなく、英語を話せてコミュニケーション能力があれば誰でも先生になれてしまうというの問題だと述べています。

特に文法などの説明をすることになれていない教師も多く、生徒が話した間違った文法をそのままにして進めてしまうことも多く存在する。また訂正するどころか褒めて伸ばす式のフレンドリーな教師ばかり評価され、間違いを指摘する教師はスキルがない、と信頼されず、先生のプロフィールページのコメント欄で悪口を書かれてしまうと書いています笑

 

どうでしょうか。

個人的に文法などをチェックしてくれる人が少ないというのは一番の問題だと私自身考えており、まず訂正するためのスキルがないというのが一番な問題な気がします。

 

また見逃せない一つのポイントとして、講師が積極的に指導してくれる場合においても、生徒と教師感の信頼関係が築けていない場合においては、頻繁に間違いを指摘することは、生徒側からオフェンシブに受け取られてしまう可能性は十分にあり(特に遠回しな言い方を好む日本人の場合)、それこそティーチングスキルが求められる難しいことであるなと思うのであります。

 

つまり単純にミスを指摘すること自体難しいのに、それをうまく伝えるというのはさらに難しいと思います。

 

 

いずれにせよ、DMM英会話のいいところは比較的ネイティヴに近いレベルのスピーキング能力がある教師による授業を月々5000円程度で毎日話せるところにあると思います。

いくらセルビアの英語教育期間が優れているとしても、利用できなければ、価値がないわけで。また同時にそこから「教える側に都合の良い旧来的な暗記型の授業」からより「コミュニケーションを重視した英語活用型の授業」に今後日本教育がシフトしていくと良いなと思います。